sin

生きるという事

2014/01/28 (Tue) 09:51:43
先の日曜朝、甥っ子が自ら命を絶った。享年43歳。
甥が生まれた時からずっと見てきたが、小さい時からいつも我慢をする子だった。
一緒に海釣りに行ったりして、それなりの二人の時間の共有もあった。
二水から工大情報システムを出て、北陸富士通のシステムエンジニアになる。
そして30歳位から彼女と家庭内同棲を始め入籍はせず13年、今に至った。
二人は仲がよく、甥っ子は声を荒げる事もなく、いつも優しかった。
死ぬ一週間以上前うちに来て、ごく普通にいつものように話をしていた。
偏頭痛から耳鳴りがするようになり、会社を休んでいるという事。
「近所の耳鼻科に行って、耳鳴りの薬と安定剤を貰って飲んでいる」と言った。
だから「大きな病院にいって精密検査して原因を探して」と俺は言った。
会社も傷病休暇もあり、有給休暇も使って、ゆっくり休んで直したらいいとも言った。
甥っ子はニコニコして「判った。」といって帰っていった。
そして日曜の昼前、姉から泣き声で甥が命を絶ったとの電話があった。

俺は悲しいと言うより、怒りしかなかった。なんでやねん!!
すぐさま姉の家に行った。警察が数人いて死因調査をしていた。
姉に状況をきいたが、死ななければならない程の意味はどうしても見つからない。
でもこの事実は変えられない。甥の顔を見た。穏やかな顔で横渡っていた。
でもなんで?という意識は変わらない。二度の同じ悲しみを体験するとは思いもよらなかった。
それも俺よりずっと年下の甥っ子だという事も、思いもよらなかった。怒りと事実認識で涙は出なかった。
そして甥の顔を撫でて上げた。甥なりに苦しかったのだろう。でももう苦しみは終わった。
その苦しみの根源は俺には計り知れない。でも甥の選んだ道を絶対否定しないでおこう。
それが甥への俺の心だから。YOKOの時もそれで心が癒されて生きてこれたから。
甥もYOKOの事を知っているからこそ、自分の亡き後もみんな癒されてゆく事を知っているはず。
その癒し役をおれがする事も知っているはず。だから俺がいる、これが必然なんだろう。
いつもの霊感も機能しているのだろう。言葉一つ一つに甥の意識が入っている事も自然の事。
彼女N、姉、姉婿、甥、姪、ゆっくり癒しの中で再起を願うだけ。

昨年10月、お連れ様が乳癌になり摘出手術をする。
術後、一夜開けに患部で内出血が起き再手術。
2日間2回手術をした。患部は大きな傷跡が痛々しかった。
それから4ヶ月、まだ痛みが残り職場復帰はしていない。
医療ミスか何か判らないが、現実認識でこのまま経過を見る。
段々痛みは少なくなっていっている。後はゆっくり焦らず治して行ったらいい。

運命の15年サイクルの転換期、あと3ヶ月後まで何が起きるか判らない。
昨年10月、今年1月、自分以外で大きな事があった。
過去もそうだったから、慌てない。何でも起きえる事も知っている。
それが自分の身か、自分以外に起きるか、それは判らない。
でも何が起きても、冷静沈着で対処したい。それもやはり自分の人生だから。
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